懸念は天井を越え・・・私のアスベスト問題その1 http://watanabe.seikatsusha.net
活動報告バックナンバー
2005 年 7 月 19 日
懸念は天井を越え・・・私のアスベスト問題その1
 薬害、有害物質等への対応の遅れ・・・。これまで、国の無策により、幾多のかけがえのない命が犠牲になったことか。アスベストも然り。一部の学者や市民が早くから警鐘を鳴らし続けたにも関わらず、国は対策を怠りました。WHO(世界保健機関)では、1972年に石綿の発がん性を確認し、89年に使用禁止しているにもかかわらず日本は95年に青石綿と茶石綿の使用禁止、08年にやっと全面禁止という遅れた対策しか取りませんでした。続々と明らかになる犠牲者の数に空恐ろしさを感じながらこんな国の政治がまたもや許され続けるのかとやりきれない思いに駆られます。他人ごとでなく、アスベスト問題は私の問題でもあるからです。
【台所の天井にアスベストの吹きつけが】
 “借り上げ社宅”に入って1年を過ぎた90年の秋、台所の大掃除で天井がフワフワしているのに気がつきました。まさかアスベスト?翌日会社の担当課に事情を話し調査の依頼をしました。数日後、調査会社の社員が来て、無防備にもアスベストの壁の一部を素手で剥ぎ取りビニールに入れ持ち帰りました。周辺にアスベストを飛散させて・・・・。
 調査結果は青色アスベストの吹きつけとのこと。
 会社からの最初の改修工事の提案内容は、「台所の天井だけなのでそのまま居住し、天井のアスベストを板で覆う」と言うものでした。早速私はアスベストの専門家に助言を依頼したところ、この工法では周辺にアスベストを飛散させ、根本的解決にならず、解体時のことも考慮して、厳正な除去工事が必要というものでした。20所帯の居住者の意思統一が必要でしたので、まずアスベストの危険性を共有化するためビデオ学習をしました。その後、飛散を最小限にとどめる工法を行うよう@東京都のアスベスト技術指針(国に先駆けたもの)に沿って除去工事と廃棄処分が出来る業者に請け負わせることA工事は集塵・換気装置のついたプラスチックシートで囲い周辺への飛散を防止することB除去後、室内のアスベスト濃度調査の実施、など数点を提案しました。普通の工事に比べ費用がかなり高くなる為、会社は難色を示し何回も話し合いが行われましたが結局、大枠では受け入れてくれました。しかし@の業者については、東京都のアスベストに関する技術認証(だったと記憶)を受けた事業者でなく、会社が契約している業者に「都の指針」に沿ってやらせるので了解してほしい、と言うものでした。不安だけど工事の監視を依頼し合意しました。
【除去工事後、土の上にアスベストらしきものが】
 工事は無事終わり、アスベストは完全に除去され、室内の空気濃度もゼロに近い値を示したとの報告書を受けました。やれやれ一件落着・・・・。
 ところが、それからしばらくして、水道のポンプ室の裏側の土に青い塊が何箇所もあるのを見つけました。いくらなんでも、こんなところにアスベストを廃棄することはないだろう、と思いながら、子どもたちが遊ぶ場所でもあり確認の必要があると思い、会社の担当課に聞いてみました。(その2へ続く)

当サイトの著作権は渡辺かつ子 西東京市議会議員 にあります。