戦争・被爆の史実を若者と共有する場が必要! 渡辺かつ子 西東京市議会議員
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2005 年 8 月 28 日    
戦争・被爆の史実を若者と共有する場が必要!

 先日「非核・平和をすすめる西東京市民の会」主催の集会に参加しました。集会は二部構成で、一部は、西東京市が毎年開催している、“広島平和の旅”に参加した中高生12名の意見発表がありました。
 彼らの共通の感想は、原爆の威力とそれが引き起こす残虐さ、そして戦争を繰り返してはならないと言うことでした。
 また次のような鋭い指摘をする子どもたちもいました。
「“江田島旧海軍兵学校資料館”見学では、戦争中の軍隊の先頭に立った人を崇めるような場所になっているのではないか、戦争を美化しているように感じた」「アメリカは自国の原爆投下は戦争を止めさせるため正しい判断だったというが、このことは日本だけでなく、世界全体で考えるべきでないか」など。
 やがて近い将来、被爆体験者がいなくなるなかで、戦争・被爆を風化させないために、若い世代と大人が歴史の事実を共有するこのような企画は引き継いでゆく必要があると痛感しました。
 二部は映画“コルチャック先生”の上映。ポーランドの著名な小児科医でユダヤ人、コルチャックが、ナチスの迫害の中で最後まで子どもに寄り添い、子どもの権利保障を主張しながら、彼の運営する孤児院の子ども200余名と一緒に収容所のガス室で殺されると言う実話をもとにした映画です。映画の中でのコルチャックの言葉「・・・世の中のため、人のために〜をするというのは嘘だ。・・・私は子どもたちが好きで、一緒に居たいのだ・・・」と言う趣旨の言葉がぐっと胸に迫りました。
 ある戦争映画で、「愛する人を守るために戦場に行く」などと宣伝し若者の心を捉えていると聞きますが、国のため、平和のために戦場に行くと言う戦争肯定者の常套句とコルチャック先生の言葉が重なり、“〜のために”と言う言葉の意味を改めて考えるきっかけになりました。
 今も日々子どもや市民が死んでいるイラクの戦闘状況が続いています。アメリカの戦争をいち早く支持し、イラクへの派兵を続けている小泉首相。解散劇でその支持率が上昇しているとマスコミで報じられていますが、アメリカ追従と中東・アジア外交の失敗に何とかストップをかけたいものです。
 今年は戦後・そして被爆60年。この間日本は憲法9条(戦争放棄)の空洞化が一層進みつつあります。そんなどん底の政治状況の中で、広島の平和公園に刻まれている「安らかに眠ってください、過ちは繰り返しませぬから」を噛みしめています。


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